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米エリアIT通信

Spot.AI

11/28/2022

 
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Spot.ai(スポットエーアイ)
 
■技術の分野:AIカメラシステム
■ステータス:未公開企業
■設立年:2021年
■社員数:100名~250名(2022年11月現在:LinkedInより)
■所在地:Burlingame, CA
■URL:https://www.spotai.com
 
■主な経営陣
Tanuj Thapliyal氏(共同設立者およびCEO)、Rish Gupta氏(共同設立者およびVP of Product)、Sud Bhatija氏(共同設立者およびVP of Growth)他。
 
■最近の資金調達状況
2022年11月に完了したシリーズBの投資ラウンドでは、Scale Venture Partnersをリードとし、過去にも出資してきたRedpoint VenturesやBessemer Venture Partners、新参のStepStone Group、Modern Venture Partnersも加わり4000万ドルを確保。2021年にステルスモードから逸脱した同社は、その間に調達した2200万ドルを含め総額6200万ドルの出資を受けている。
 
■事業および技術概要
近年においては、職場や雇用者における安全性の確保を目的に、セキュリティカメラの導入や有効利用に関心を寄せる企業が増加傾向にある。Spot AIでは、既存のセキュリティカメラの品種や画質に関わらず、撮影された映像を解析し、キーワードや画像の内容で検索できるソフトウェアプラットフォームを開発。スタンフォード大学の学友であった3名のエンジニアが数年間に及ぶステルスモードでの研究開発を経て2021年に設立した。企業各社では建物の入出口や工場等の施設内、キャンパス環境等で人物の動作を捉える他、機械を設置した場所や部屋など人物や物体の動きが無い箇所を記録するため膨大なカメラを設置するところが多い。しかし、これらのカメラ技術は導入してから年数を経たものが大半であり、低画質でインデックス化に対応していない他、履歴の古いものから消去されるため、必要な画像を簡単に抽出できない等のデメリットがある。同時に、セキュリティカメラの利用に際しては、個々人のプライバシー問題を慎重に考慮する必要性もある。同社CEOのTanuj Thapliyal氏は、セキュリティカメラを従来の監視目的にとどまらず、雇用者における安全と健康を確保しながら正常な業務を遂行するよう効果的かつ有効に利用する手段を追究。その結果、雇用者がセキュリティカメラに対し、監視されているといった概念から、有益なデータの記録としてのビデオインテリジェンスに変換していくことが期待できるとしている。
 
Spot AIシステムはビデオフィードの画質を向上させる5MP、IPベースのカメラセット(無償提供:契約終了後もユーザ側で保持可能)、配置された全てのカメラからの映像を記録し、搭載のAIチップでそれらのデータ処理・解析を行い、映像検索を可能にするネットワークレコーダー、映像に関するキーワード検索や映像フレームの作成、通知の受信に対応したダッシュボードで構成されている。現在、SpaceXや輸送会社のCheeseman、Mixt 、Northland Cold Storageを含む顧客ベースは17種の産業に渡り数百社を数えており、同社では、過去12か月間においては売上が5倍に増加したと報告している。



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