Magic Ai(マジックエーアイ) ■技術の分野:AIソフト ■ステータス:未公開企業 ■設立年:2022年3月 ■社員数:10名(2023年4月現在:LinkedInより) ■所在地:12th Floor, 580 California St. San Francisco, CA 94104 ■URL:https://magic.dev/ ■主な経営陣 Eric Steinberger氏(CEO)、Sebastian De Ro氏(CTO)、Stefan Matar氏、Manuel Wolkowitsch氏、Marco Stephan氏(いずれもエンジニア)、Sophia Wisdom氏、Arun Kumar氏(いずれも機械学習エンジニア) ■最近の資金調達状況 2022年の夏にシードラウンドで500万ドルを確保してから間もなく、今年の2月にはシリーズAで2300万ドルの出資を受けた。今回の大型出資にはCapitalG (AlphabetのIndependent Growth Fund)、Nat Friedman (GitHu前CEOおよびGithub Copilot共同創業者)、Mehdi Ghissassi氏 (Google ResearchのDirector of Product)、Bryan Pellegrino (LayerZero)、Arthur Breitman (Tezos)、10x Founders、William Tunstall-Pedoe (Unlikely AI)、Adam Jafer & Fredrik Hjelm (Voi)、Klaudius Kalcher & Roland Boubela (MostlyAI)など多数の投資家らが参加している。 ■事業および技術概要 サンフランシスコを拠点に2022年に設立されたMagicでは、ソフトエンジニアのいわゆる「同僚」としての役割を果たすAIを開発。人間のエンジニアのように自然言語でコミュニケーションを図ると同時に、ユーザとのコラボレーションを通じて複雑なコード転換を目指すものである。大規模な言語モデルに基づき、AIのペアプログラマーの様な働きをしながら、タスクやユーザのコンテクストを継続的に理解し、学習することが可能。同社の開発技術はソフトウェアエンジニアにとって、より高質な製品を短時間で構築する上で役立つものと期待されている。ここ数年間において、ソフトウェア開発者への報酬は平均で年間約15万ドルに達しているが、調査会社IDCによると2025年までに有能な人材の数は400万人を下回るものと見られている。こうした現状を受け、世界全般においては、ソフトウェア開発での生産性向上と効率化を目指したツールへの関心が以前にも増して高揚している。同社に対する競合としては、現在のところAisera、Arize AI、Curai Health等が挙げられる。 |