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米エリアIT通信

contextual ai

4/29/2024

 
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Contextual AI(コンテクチュアルエーアイ)

■技術の分野:基盤AI
■ステータス:未公開企業
■設立年:2023年
■社員数:約10名(2024年4月現在:LinkedInより)
■所在地:Palo Alto, CA
■URL:https://contextual.ai/

■主な経営陣:
Douwe Kiela氏(共同設立者およびCEO)、Amanpreet Singh氏(共同設立者およびCTO)他およそ10名の社員。

■最近の資金調達状況:
2023年6月、ステルスモードから逸脱し、Bain Capital Ventures(BCV)の牽引によりLightspeed、Greycroftをはじめとする多数のエンジェル投資家が参加したシードラウンドで2,000万ドルを調達。

■事業内容および技術の特長:
Facebook AI Research(FAIR)とHugging Faceの出身者らが共同で設立した企業向けAIの開発企業。両者はそれぞれMeta Platforms の FAIR におけるヘイトスピーチ(人種、出身国、宗教、性的指向、性別、障害などに基づいて個人または集団を攻撃、脅迫、侮辱する発言や言動のこと)や Facebook で不正販売の商品を検出するシステム、LLMの開発に携わっていた。同社開発の「ASI:Artificial Specialized Intelligence」はLLM を活用したい企業が抱える様々な課題解決に焦点を当てた技術である。既存のLLMに関しては、将来における革新性に注目が寄せられている一方、捏造による結果を生成したり、知識ベースの変更が複雑であるなどの制限があることから、企業によってはLLMの導入を躊躇するところもある。Meta社でRAG(retrieval augmented generation)の研究活動を主導した同社CEOのKiela氏は、自身の経験を生かし企業向けのテキスト生成AIを考案した。RAGはLLMに外部ソース(ファイルやWebページ等)を付加させLLMの性能向上を図るもの。インクアリに対しては外部ソースから関連するデータを検索し、そのデータをインクアリとパッケージ化してLLMに供給する。その結果、文脈を考慮した応答が生成されることから、従来のLLMよりも精度と信頼度が引き上げられる。RAGはLLMのカスタマイズやアトリビューションの問題に対応することにより、反復学習や微調整を回避しながら性能向上が期待できる。小規模かつ効率的な言語モデルの開発が実現され、レイテンシーとコスト削減を図るなど企業の要求を満たす統合型のソリューション提供が可能となる。同社によると、パイロットプロジェクトの実施に関して、現在フォーチュン500社に挙げられる企業と話し合いの段階にある。現時点での競合にはLlamaIndex社などがある。




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