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Market Snapshot
- 米国のIT市場をみる
今月のテーマ:CRMが顧客と企業に果たす役割
米国のIT業界における注目市場を月替わりで紹介する「Market Snapshot」では、市場の全体像やトレンドをわかりやすく説明。さらに役立つリンク集を活用すれば、該当市場や新製品に関するより具体的な情報も入手できます。当社では、特定の米国IT市場に関する調査をカスタマイズいたします。お問合わせは
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までどうぞ。
CRMが顧客と企業に果たす役割:
経済状況の変動はビジネスの形態に影響を与え、その結果として顧客主導型の事業活 動へと移行してきた。この顧客戦略を総称するCRM(Customer
Relationship Management)は「マーケティング、販売、顧客支援の3要素を一貫統合した全方位の
顧客観点」とも表現できる。近年、企業が事業の在り方や顧客との関係を再検討する
際、顧客が本当に要求しているモノやサービスとは何か、を顧客の立場から検証し、
個々人の細かいニーズを満たすような事業展開を行う必要性が出てきた。CRMは単に
技術アーキテクチュアとしてではなく、企業全体に広がる様々な組織を統轄した戦略
とも捉えることができる。従って、顧客と円滑なコミュニケーションを図るための
チャンネルをはじめ、多様なツールや知識ベース、ウエブ・ポータル、販売効果シス
テム、CRM分析システムはいずれも上述した3要素の立役者なのである。
企業がCRMによる新たな収益レベルに到達するには、複雑さを伴うが効果の高いCRM活
動を開拓し、実現していくことが必須条件である。米国においてのCRM活動は、最近
までコールセンターのテレフォニ・インフラ、あるいはフィールド・セールス(元
来、外回りの営業職を指すが、IT業界ではモバイル対応の顧客管理システムや機器の
市場を表現する場合もある)の自動化に焦点を絞っていた。しかし、競争が激化する
今日の国際市場では、CRMへの期待とニーズはさらに膨らみ、多様化さえしている。
したがって、顧客のコンタクト・センターは、電話によるコール・センターやEビジ
ネス・サーバ、Eメール・マーケティング、顧客支援アプリケーション等との統合を
前提としている。今後はもっと多様なハンドヘルド機器やPDA、携帯電話を通じたMコ
マース向けアプリケーションとの統合も注目を集めていくことになる。
CRMの成果は、顧客のみに留まらず企業の在り方にも反映してくる。つまり、もとも
と前進的な理念を持った企業が、CRMの導入により、さらに前向きな姿勢で製品の流
通、販売、顧客とのコミュニケーションの向上を目指すようになるからである。企業
が寄せる「再構築」への期待は、CRM市場が急速な成長を遂げている要因のひとつで
もある。事実、景気低迷にありながらも、米国ではCRMにおける斬新なアイデアや、
収益性が垣間見える企業に対しては、十分な投資機会が待ち受けている。エンドユー ザーをはじめSI企業やサプライヤの間で加速するCRMへの認識と専門知識がその需要
を先導し、市場の成長をしっかり支えていくものとされている。以下は、主要なCRM
の分類(マーケティング活動、販売活動、顧客支援活動)とそれぞれの機能をまとめ たものである:
◆マーケティング活動
- キャンペーン管理
- リード管理
- リードの誘発およびトラッキング
- CRM 分析および個人化
- Eメール・マーケティング
- 個人化および推薦用のエンジン
◆販売活動
- セールスフォースの自動化
- コンタクトおよび販売機会の管理
- 将来予測および報告
- 価格設定およびコンフィギュレーション・ツール
- パートナー関係管理
◆顧客支援活動
- 顧客コンタクト・センター
- 顧客コール・センター
- コールのロギング、トラッキング、分散
- 顧客支援向けEメール管理
- セルフサービス・システムおよびナレッジ・ツール
- フィールド・フォースの自動化およびフィールド・サービス
- ヘルプデスク
役立つリンク集 :
CRM Community
DCI Communityサイトの一部で、CRM技術やソリューションの評価や購入、導入に役立 つ情報が入手できる。
IT Toolbox
CRMに関する総合的なサイト。情報のカテゴリーが充実しているため、検索が簡単に
できる。また、CRM企業の株価指標や新製品に関する情報、求人情報はオンライン購 読が可能。
eCRM Guide
eCRMを中心とした情報サイトで、特に最新記事や報道資料などの数が多い。また、製 品評価に関する記事も掲載している。
CRM Forum
サイト内のLibraryでは、CRMに関する学術論文をはじめ、コンファレンスでの発表論 文やケーススタディが検索できる。Steve
Luengo Jones 氏(EDS社)の著書から抽出し た内容を週刊で閲覧できる。
Rising
Company - 米国IT企業の発掘
Allegis Corporation
所在地:1550 Bryant Suite 200 San Francisco, CA
94103
代表番号:(415) 551-0601
URL:www.allegis.com
設立年:1998年(市場出荷は翌年)
ステータス:未公開企業
沿革と事業概要:1999年2月、同社製品「Allegis Sales Partner
」の発表をきっか けに、Partner Relationship Management (PRM)市場におけるパイオニアとして広く
認識されるようになった。企業が、確実に顧客やパートナーのロイヤリティを掴み取 れる、というのが同社の目指すところである。Allegis
Deployment Methodology (ADM) モデルは、各種企業が効果的なチャンネル管理と関連した、事業利益や問題点
を明確に把握できるよう設計されている。同社では、企業に対してEコマースの統合
戦略を支援しているが、チャンネル・パートナーに影響を与えるものではない。各種
企業が質の高いサービスをそれぞれのパートナーへ提供し、Eビジネスブームが築い た需要を満たすことが同社のフォーカスである。
保有技術の概要: 「The Allegis Sales Partner
Solution」(セールス・パートナー・ソリューション)
同技術の導入により、企業は自社のデマンドチェーン・パートナーと協業し、従来以
上に幅広い市場で、多くの製品を多様な顧客層へ販売できる。同ソリューションは、 顧客に様々な事業利益をもたらすウエブでのXML (eXtensible
Markup Language) アーキテクチュアの活用を前提としている。これらの事業利益とは、まず導入期間
が60日から90日であること、レガシー・アプリケーションの統合、サービス供給に支
障を与えることなく一箇所でアップグレード管理が完了すること、顧客のニーズに
沿ってサードパーティのセキュリティを付加できること等である。以下に示す5種の モジュールから構成されている:
@ Partners:ベンダ各社はパートナーの許容範囲を把握した後、新規パートナーの
検証・選定を行う。これにより、ベンダ各社は新規パートナーが素早く製品販売を開 始できるよう準備することができる。
A Marketing: ベンダ各社はそれぞれのビジネス・ニーズに沿った情報や販売促進お
よび宣伝活動を実現できる。オンラインでは、ベンダ側はマーケティング資金の予算
組立てや管理を行い、一方パートナー各社は申請や請求をすることが可能である。
B Sales:オンラインにて顧客のニーズを捉え、評価した後に、最適と判断される
パートナーへその情報を提供する。利点は、パートナー企業がベンダの直接的なセー
ルスフォース(より多くの取引を獲得できるよう)と密接に関われること。
C Services: トレーニングや認定プログラムの管理および測定用にインフラを提
供。Self-serviceでは、ウエブ上でパートナー各社が質問への回答を受ける他、リク エストもできる。
D Intelligence: ベンダ各社はチャンネル・プログラムにおける効果の評価、パー
トナーによる生産性の検証、チャンネル販売の性合予測を実現できる。これらの総合
的な情報を基に、ベンダは今後のチャンネル活動や投資状況を事前に把握できる。
Allegis社ではこの他に「Market Partner」製品群も打ち出している。同製品はビジ
ネス・ネットワークを構築し、多種多様な企業に対してコラボレーションを通じたソ
リューションの市場出荷、販売、流通を実現させるものである。企業では事業パート
ナーの能力を活かして、市場の拡大、販売実績の向上、出荷までの時間短縮が期待で きる。上記で説明した「Allegis Sales
Partner」および 「Allegis Market
Partner」は独立した製品群ではあるが、ニーズの形態によっては組合わせた利用も 可能である。
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