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米エリア IT通信
シリコンバレーを中心とした「ベイエリア」のテクノロジー事情や、米国内の注目IT市場を月替りで検証。それぞれのIT市場で活躍する企業(公開または非公開)も併せて紹介。また、テクノロジー業界のエグゼクティブや企業へのインタビューを通じて、日米間の最新ビジネス状況も把握できます。短時間で米国の最新IT事情を読みたい方には、週刊ニュースレター「米エリアIT通信」の購読をお薦めします。購読は無料です。
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This
Month's Bridge Builder
Featuring
the real voice of IT across the Pacific
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January,
2002
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米国About社の日本における事業
株式会社リクルート・アバウトドットコム・ジャパン
SVP兼CAO 二宮 雅規(Max)氏
ネットサーフィング歴が長いユーザーにとって、「The Mining Company」と呼ばれる
米国のポータルサイトは、まだ記憶に新しいかもしれない。人やコンピューターを介
して生成される一般の検索エンジンやディレクトリーと明らかに異なった点は、人気
の高いトピックに関して、その道の実際の専門家が執筆したインターネットへの手引 ・案内であったことだ。「The Mining
Company」では“ガイド”と呼ばれるフリーラ
ンスの専門家ネットワークを構築。この知識集団が中心となり、各ガイドが管理運営
するミニポータルを創るべくインターネットのベスト版を一点に収束することを出発
地点とした。それから三年後、同サイトは「About.com」に名称変更し、現在では米
国で7番目に大きなウエブサイトへと成長を遂げた(Media Metrixの調査結果によ る)。今月の「Bridge
Builder」では、リクルート社との合弁会社である(株)リク ルート・アバウトドットコム・ジャパン(Recruit
About.com Japan)創設メンバー として活躍するMax二宮氏にお話を伺った。
Q.
日本におけるリクルート社と米国About社に関わる経歴も交えて、Maxさんご自身 についてお聞かせください。
A.
1989年に東京大学法学部を卒業後、日本最大手の出版社であるリクルート社へ入
社しました。最初の配属は、その100%出資子会社であるビル開発・経営を主な業務と
する不動産管理部門でした。私はそこでリクルート社や資産を保有する個人・法人ら
を対象に、不動産事業に関する投資、資金調達、開発、事業化調査を中心としたコン
サルティングを行いました。入社から7年経って、リクルート社の海外留学派遣制度
の候補生に選抜されました。会社が全額支給するこの教育制度は、業務実績と英語力
を備えた人材に対するもので、選抜社員は留学後3年間は基本的に同社へ戻って勤務
することを前提にしていました。そこでこの機会を活かし、MBAを取得しようと決め
ました。最終的にWharton等の大学より敢えてUCLAに決めましたが、その理由は、
UCLAのカリキュラムがITおよびベンチャー起業分野にフォーカスしていたためでし
た。1998年にUCLAを卒業後、リクルート社の法務部の配属になり、国内外の数多くの
インターネット関連の取引や契約、アライアンスの交渉・締結に携わりました。それ
から1年後、次世代事業開発グループへの配属を機に、現リクルート・アバウトドッ
トコム・ジャパン社代表取締役兼CEOである江幡さんに出会いました。
Q.
ということは、その初期の段階から江幡氏に会ったということですね。それから
どのように会社が形成され、Maxさん自身はどのように関わられたのですか。
A.
江幡さんはリクルート社では私の2年先輩で、私が次世代事業開発グループに異動 し、彼からリクルートとAbout.comの戦略提携についてのアイデアを聞く前から既に
その部署に在籍していました。江幡さんは、About.comがリクルート社の運営する ISIZE (www.isize.com)と戦略的に合致すると考えていました。元々ISIZEはリクルー
ト出版物のオンライン版として1995年3月に立ち上げられました。当初は、純粋に情 報提供の場としての機能だけでしたが、現在のISIZEはリクルート社のコンテンツに
加え、同社の出版物以外からの情報を取り入れ、収益志向の高いEビジネス・セン ター へと発展しました。江幡さんはAbout.comのガイドモデルが日本でも成功し、また
ISIZEの収益事業にトラフィックを送り込むロイヤリティーの高いカスタマー・ゲー ト
ウエイとして展開していける、というビジョンを描いており、私もその将来性に共感 しました。
1999年10月、江幡さんと会った初日に、私自身Autobytel Japanの立ち上げなど海外
との取引を数多く経験していたため、彼からAbout.comのニューヨーク本社を一緒に
訪問しないかと誘われました。それからわずか5日後、私達二人はニューヨークの About.com本社で最初の会議のテーブルに付いていました。これを境に、何度となく
出張と電話会議を重ねながら、我々の戦略的意図や相乗効果についてAbout.com へ説
明をし、また、ビジネスプランや共通の目標を共有すると同時に、契約の諸条件の交
渉も行いました。そして、最終的に2000年6月に契約締結に至りました。新会社であ
る(株)リクルート・アバウトドットコム・ジャパンは、リクルート社が49.5%、 About.com
が47.5%出資して設立されました。
Q. Maxさんはリクルート・アバウトドットコム・ジャパンでSVP兼CAOに就かれていま
すが、現在の役割と難しいなと思われる点があればお聞かせください。
A.
特に優先順位はありませんが、戦略立案、IR、取締役会・株主総会の運営、契約 交
渉・コンプライアンス(法律遵守)等の法務、人事・採用、その他総務全般も担当し
ています。わずか1年半という短い期間にゼロから50名の従業員を擁する企業に成長
したので、変化のペースは本当に速いです。自分自身、時々気付かされることがあり
ますが、50名の従業員を組織としてだけでなく、その一人一人の才能やニーズをしっ
かり把握しながら効率よくまた効果的に統括していくことの難しさですね。企業の戦
略的フォーカスと従業員のニーズは内的状況や外的環境によって変化することがよく
あり、それに応じてタイムリーな調整が必要になることもあります。また、先行き不
透明な状況下において、前進し先んじていくことも困難ですが、同時にやりがいや刺 激があると感じています。
Q.
最後に、日本の外資系企業で働くことについてはどう思われますか。
A.
UCLAのビジネススクールでMBAを取得したこともあって、アメリカ人と仕事するこ
とには慣れているので、自分にとっては特別なことではありません。実際、いろんな
文化の人達と働くことを楽しんでいます。大抵、日本の合弁企業の海外親会社は現地
での企業運営をコントロールしようとする傾向があるのに対して、About.comはそれ
とは違って、我々日本側のオペレーションを理解し尊重しようとします。結果とし
て、当初考えていた以上に相互の信頼や尊重をベースに事業を進めることができてい ます。また、About.com
は非常に協力的で、自らの成功や失敗体験をきちんと伝えて
くれます。電話会議や電子メールなど様々な手段でほとんどのコミュニケーションが
済むので、最近はニューヨークに出張する必要はほとんどありません。この友好的な
海外との合弁事業を成功させるために行う全てのことを楽しんでいると言えます。
今月のインタビューでお話をして下さった二宮氏へのお問合せは
maxnino@recruit.about.co.jp まで。 All About Japanサイトはhttp://allabout.co.jp/ をご覧下さい。
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Customer Relationship Management
2002年2月13日−15日, McCormick
Place,
イリノイ州シカゴ
CRMに関連した多彩な内容を網羅したセミナー。特に講演会では「The One Minute Manager」の共著者として知られるKen
Blanchard氏や Purdue UniversityからDr. Jon Anton, (Director of Research,
Center for Customer-Drive Quality)を迎えている。
Pocket PC New York
2002年2月20日−22日, Jacob Javitz
convention center,
ニューヨーク州ニューヨーク
エンタープライズ市場における将来のモバイル・コンピューティングを再定義し得る、最新鋭の
Pocket PC 2002
プラットフォームをはじめ、デバイスやアプリケーション等をセミナーと展示会を通じて幅広く紹介する。
Comdex
2002年3月4日−7日, McCormick
Place,
イリノイ州シカゴ
IT業界全般を把握するには欠かせないハイテク・イベントで、世界各国
からの参加者が集う。今回のプログラムのテーマは「eMobility」。
Nanoventures 2002
2002年3月6日−8日, Renaissance Hotel(テキサス州リチャードソン)
2日間に渡るコンファレンスでは、ナノテクノロジー分野から著名なスピー
カーを数多く迎え、ナノテクノロジーの現状と投資機会に重点を置いたパネル・ディ
スカッションも行なわれる。各種セッションは、主に分子エレクトロニクスをはじめ
ナノ材料、光学・ワイアレス、ナノ・ストレージ、バイオテック、加工技術、組立て 等に関する分野にフォーカスする予定である。
ISP
Business Expo: The 100% Pure ISP Event
2002年4月2日−3日, Fairmont Hotel テキサス州ダラス
「ISPによるISPのための」トレードショー。一般的なビジネスから最近の技術に関するトピックまで幅広く取り扱う。
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